初めて助産院で「おっぱいケア」を受けたときのことを書きたいと思います。
数日前から胸に白い点のようなものができて、授乳するとズキズキ痛むようになりました。
「これは白斑なのかな?」
そう思いながらも、しばらく様子を見ていました。
でも、痛みは少しずつ強くなっていきます。
そして、このときの助産院でのケアが、私の授乳生活を大きく変えるきっかけになりました。
まさかこの日、
「今まで、娘に十分な母乳を飲ませられていなかったのかもしれない」
と知ることになるとは思ってもいませんでした。
数日前からできた「白斑」。胸がズキズキ痛むように
数日前から、乳頭に白い点ができていました。
調べてみると、授乳中のママに起こることがある「白斑」というものっぽい。
見た目は本当に小さな白い点で、最初は痛みもありませんでした。
「そのうちなくなるかも」と思っていたのですが、なくならず日を追う毎に胸の痛みが出てきました。そこで、以前保健センターの助産師さんからお勧めされた助産院に相談してみることにしました。
初めての助産院。まずは赤ちゃんの体重を測ってもらうことに
助産院に到着すると、まず授乳量を確認してもらうことになりました。赤ちゃんがどれくらい母乳を飲めているのかを知るため、授乳前と授乳後に体重を測ります。
いわゆる「哺乳量測定」です。
このときの私は、
「どれくらい飲めているんだろう」
と思っていました。
これまでずっと母乳だけで育ててきたし、授乳後に特別機嫌が悪くなるわけでもありません。
お腹が空いて泣き続けることもありませんでした。
だから、まさか母乳が足りていないなんて考えていなかったんです。
ところが――。
両胸合わせて飲めていた母乳は、たったの60ml。
体重を測ってもらって分かった授乳量は、
両胸合わせて60ml。
正直、かなり驚きました。
私は今まで、
ちゃんと母乳を飲めていると思っていたからです。
白斑だけじゃなく、母乳が詰まって出にくくなっていた可能性
助産師さんからは、
「白斑ができているので、詰まってしまって母乳が出にくくなっているのかも」
という話をしてもらいました。
そこで、おっぱいの状態を見てもらい、マッサージをしてもらうことになりました。
そして白斑の処置もしてもらいました。
痛みのある胸を触ってもらうので、少し緊張します。
白斑の処置はとても痛く、おっぱいマッサージも詰まった乳腺を開通させるためにかなり強くマッサージされ痛みが伴いました。
「これで母乳が出るようになるなら・・・」
期待しながら、痛みに耐えました。
おっぱいマッサージと白斑の処置をしてもらったけれど……
おっぱいマッサージと白斑の処置をしてもらい、もう一度母乳の状態を確認してもらいました。
ところが――。
思っていたほど母乳が出ません。
「詰まっていただけなら、処置をしたらたくさん出るのかな」
と勝手に思っていたので、少し不安になりました。
助産師さんも胸の状態を見ながら、
「うーん……」
という感じ。
そして、ここから私がかなりショックを受けることになります。
「赤ちゃん、実はもっと飲みたいんじゃないかな?」
娘は、このとき特に泣いていませんでした。
だから私は、
「お腹が空いているわけではないのかな」
と思っていました。
でも、助産師さんからすると、月齢を考えると60mlでは十分とは考えにくいとのこと。
そこで、
「試しにミルクをあげてみましょうか」
ということになりました。
私は少し複雑な気持ちでした。
今までずっと母乳だけで育ててきたまあたん。
もちろん、私は「絶対に完母じゃなきゃ嫌!」と強くこだわっていたわけではありません。
でも、ここまで母乳だけでやってきたということに、どこか安心感があったんだと思います。
ミルクをあげてみると……娘がゴクゴク飲んだ
そして、ミルクをあげてみると――。
娘は、
ゴクゴク、ゴクゴク……。
ものすごい勢いで飲み始めました。
そして最終的に飲んだ量は、
なんと120ml。
私はかなり衝撃を受けました。さっき母乳を60ml飲んだばかりなのに、さらに120ml。
もちろん、哺乳瓶で飲める量と母乳で飲める量は単純に比較できるものではありません。
その日の娘の状態や授乳間隔などによっても必要量は変わります。
それでも、
「もしかして、この子はずっと足りなかったの?」
という考えが頭から離れなくなりました。
助産師さんから言われた、忘れられない言葉
さらにショックだったのが、助産師さんから言われた言葉でした。
胸を見てもらったところ、
「見た感じもしょぼしょぼになっているし、触った感じからしても、これからどんどん母乳が出るようになる感じではないと思う」
とのこと。
そして、
「この子は今までずっと完母だったようだけど、本当はもっと飲めていたと思うし、もっと大きくなれていたと思うよ」
と言われました。
そして、
「これからはミルクを足していったほうがいいと思う」
と。
この言葉が、本当にショックでした。
「母乳にこだわっていたつもりはなかった」のに、なぜこんなにショックだったんだろう
私は、自分では母乳育児にそこまでこだわっているつもりはありませんでした。
「母乳が出るなら母乳で育てたい」
くらいの気持ちだったと思います。
ミルクを否定していたわけでもありません。
それなのに、
「ミルクを足しましょう」
と言われた瞬間、胸がギュッとなりました。
たぶん私は、
「母乳だけで育てられている」ことに、知らないうちに自信を持っていたんだと思います。
そして、それが一気に崩れたような感覚でした。
それに、まあたんは産まれてすぐにNICUに入ったので、当時は直母ができずに搾乳をずっと続けていました。直母も拒否されながら、毎日の面会で少しずつ練習して、やっと飲んでくれるようになったんです。
その経験も否定されたような気分になりました。
「今まで足りなかったかもしれない」と知ることが一番つらかった
ミルクを足すことそのものよりも、私が一番つらかったのは、
「今まで十分飲ませてあげられていなかったのかもしれない」
と思ってしまったことでした。
直母の後、まあたんは泣いていなかったし、授乳も普通にできていると思っていた。
だから私は「ちゃんと飲めている」と思い込んでいました。
でも、実際に授乳量を測ってみると60ml。
その後、ミルクを120mlも飲んだ娘を見て、
「もしかして、もっと早く気づいてあげられたんじゃないか」
「もっと大きくしてあげられたんじゃないか」
そんな後悔がどんどん出てきました。
赤ちゃんが泣かないから「母乳が足りている」とは限らない
今回の経験で、私は「赤ちゃんが泣いていないから大丈夫」とは限らないんだと知りました。
もちろん、赤ちゃんの授乳量には個人差がありますし、1回の哺乳量だけで母乳不足と判断できるわけではありません。
厚生労働省の資料でも、授乳について「母乳が足りているか分からない」と感じる人は多く、授乳量だけでなく、赤ちゃんの体重増加や尿の回数、元気さなどを含めて総合的に確認することが大切とされています。
私の場合も、今回の助産院での授乳量測定がなければ、「母乳はちゃんと足りている」と思ったままだったと思います。
だからこそ、
「母乳が足りているのかな?」
と少しでも不安に思ったら、一人で悩まず、助産師さんや小児科などに相談してみることも大切なんだと思います。
今思えば、もっと早く「助産院に行っていたら」
最初は、
「白斑が痛いから行ってみよう」
くらいの軽い気持ちで助産院を訪れました。
まさかそこで、授乳量まで確認してもらうことになるとは思っていませんでした。
そして、自分の中では「ちゃんとできている」と思っていた授乳について、一度立ち止まって考えるきっかけにもなりました。
今後は、直母の後にまあたんが欲しがるだけミルクをあげることにします。
もう遅いかもしれないけど、今からでもできることをしてあげたいです。
私は気づくのが遅くなってしまったけれど、この記事が、同じように悩んでいるママの何かの参考になれば嬉しいです。
※この記事は、私自身の授乳・助産院でのケアの体験を記録したものです。母乳の量やミルクの必要量には個人差があります。授乳量や赤ちゃんの体重増加などに不安がある場合は、助産師・小児科医など専門家に相談してください。

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